| 序 |
当時FC版とMkIII版のどちらが良作か?と論争を一部で巻き起こした、スパルタンXタイプの快作。実は今やっても結構楽しい。
筆者は今でもMkIII版の方が優れていたと考えている。それは敵に対処する楽しさ、単純明快なゲーム展開、当時としては画期的な演出のメリハリ、そして何より敵を倒す爽快感という点でFC版を大きく凌いでいたからである。
ところでパッケージにはレイが登場しているが、ゲーム中にはレイのレの字も出ない。お茶目である。
| ゲームシステム |
ケンシロウを操作して敵を倒して進んでいく。ジャンプは通常の小ジャンプのほかにしゃがみからの大ジャンプが存在する。ボタンはキック、パンチに対応しており、ジャンプ中はキックのみ出す事が出来る。
ケンシロウのパワーアップは基本的に存在しないが、chapter1、3、4(荒野)で体力全快、chapter2、5(市街地)で無敵状態を得られる(隠しフィーチャー)。
通常パンチ… 相手の胸部を攻撃する。最も良く利用する 通常キック… 横スクロール面:回し蹴り;リーチがあるが遅い
ボス面:前蹴り;相手の頭部を攻撃する。リーチ、スピード共に乏しい下パンチ… しゃがみパンチ;相手の下半身を攻撃する 下キック… 足払い;相手の足元を攻撃する。ボス面ではリーチがある攻撃 ジャンプキック… キックを出す位置により頭部から下半身まで狙える。
敵のカテゴリは大別してsmall enemy(ザコ)、middle enemy(中ボス)、big enemy(ステージボス)に分かれる。
small enemyは一撃、middle enemyは4発で倒す事が出来る。big enemyは画面上方の体力ゲージを0にし、特定の攻撃で奥義を発動させて(例外あり)倒す事が出来る。またmiddle enemyは素早く倒すと最高3万点のボーナスが得られる。big enemyを倒すと残り制限時間に比例するボーナスが得られる。
基本的に、横スクロール面でランダムに登場するsmall enemy、特定の場所に出るmiddle enemyを倒しながら最後まで進むとbig enemyとの一騎打ち場面となる。big enemyを倒す事でchapterクリアとなる。
ケンシロウは制限時間か体力が尽きると倒れ、挑戦回数を1回失う。挑戦回数を全て失うか、全chapterクリアでゲーム終了となる。
ケンシロウの体力は以下の条件で回復する;ケンシロウの挑戦回数は得点が10万点、30万点の時に1回追加される。
- small enemyを10人倒すと2ドット回復する
これはゲーム中の体力の最小単位である。
尚、chapter1〜3のザコの攻撃力は4ドット、chapter4、5のザコでは6ドットである。- middle enemyを倒すと8ドット回復する
画面に表示される文字の幅は8ドット/文字であるので、この量は一つの目安となる。
通常、大ボスの攻撃1発で減らされる量である。- big enemyとの戦闘開始時に全快する(例外あり)
- chapter開始時に全快する
- chapter1、3、4の隠しアイテム取得で全快する
| 登場敵キャラ |
| chapter | small enemy | middle enemy | big enemy |
|---|---|---|---|
| 1 サザンクロスタウン | KING兵 | スペード ダイヤ クラブ ハート |
シン |
| 2 ゴッドランド | GOLAN訓練生 | 親衛隊長 軍曹(サージ) |
大佐(カーネル) |
| 3 デビルリバース | ジャッカルの部下 | フォックス | デビルリバース |
| 4 カサンドラ伝説 | カサンドラ衛士 鷲 |
獄長ウイグル 拳王親衛隊 |
トキ |
| 5 天帝十字陵 | 聖帝軍 | 火炎放射隊 | サウザー |
| 6 拳王ラオウ | ラオウ | ||
| 各面攻略 |
| chapter1:サザンクロスタウン |
ザコの攻撃はぬるく、特に難しい事はない。ここでケンシロウの操作に慣れよう。この手のゲームで一般的にもっとも有効な技である足払いは、この横スクロール面のケンシロウについては例外である。立ちパンチとスピードが変わらず、立ちパンチの方が敵に当たりやすいからだ。
chapter3までのザコや中ボスの攻撃力は4ドット分である。
chapter1、3、4では制限時間が80になった時に大ジャンプキックを出すと空中に"E"が飛んでくる。接触すると体力が全快する。
スペード
攻撃:上下にトマホークを投げる、トマホークで切るダイヤ
このゲームの単独で登場する中ボスは、自分の居ない方の画面端から登場する。 従って画面中央から少し画面端に寄った所にいるのがベストポジションである。
大ジャンプキックで一気にトマホークを避けながら攻撃し、そのまま画面端まで追いつめるように間合いを詰めながらの立ちパンチ、小ジャンプキックで攻撃。3万点ボーナスは容易。
殆どの中ボス、大ボスについて言える事だが、画面端に追いつめた時にハメ損なうと素早いステップで逃げられる。この時は無敵状態で攻撃を当てられない。
攻撃:棒を振りまわし、突くクラブ
最初に小ジャンプキックが丁度当たる間合いで出せれば先制権を取れる。パンチより立ちキックの方が安全かもしれない。
攻撃:鉄爪での立ち突き、大ジャンプ攻撃ハート
大ジャンプの下を潜って後ろからパンチを当てる。地上でも隙あらば攻撃を叩き込む。慣れれば3万点ボーナスも取れる。
攻撃:突き、蹴りシン/big enemy
実はゲームのシステム上、腹の高さに蹴りを出せない。仕方がないのでしゃがみパンチで代用する事にする。ハートの攻撃を食らわないように、立て続けに4発腹にパンチを当てれば倒す事が出来る。 ぎりぎり当たるくらいの間合いで出すのがコツ。ハートは登場して途中で立ち止まるので狙い目。それが出来れば3万点。
拳法殺しのハート様はこちらの攻撃が当たっても全くのけぞらないので注意。
攻撃:突き3発、前蹴り3発シンを倒しユリアの元まで歩み寄るケンシロウ。このユリアが人形であることは原作を読めば明らかだが、面クリア時のメッセージにはこうある:
弱点:胸
勝利条件:胸への攻撃で北斗百烈拳
基本的にボスにも小ジャンプ攻撃からパンチ連発の黄金連携は非常に有効であるし、画面端にハメる事も容易ではある。
シン以外にもカーネル、デビルリバースに対しては、弱点への攻撃は効果が大きく8ドット分ダメージを与えられる。一方それ以外の場所への攻撃は2ドットしか減らせないので注意。
シンの3連続攻撃は蝿が止まるほど遅く、一発躱してから踏み込んでパンチを当てる事すら出来る。
北斗百烈拳を決めてシンが吹き飛ぶ際、シンが画面端に引っかかると落ちるのが遅くなる。余韻を楽しみたい場合はこれで良いし、スカッと吹っ飛ばしたいならやや隅で画面端を背にして倒すと良い。
にんぎょうのユリアだった
ほんもののユリアをたすけだせ
何処で聞いたのか、この時点でケンシロウはユリアが別の地で生きている事を知っているのである。
シンの口が滑ったか?それとも五車星の男達と面識があったのだろうか?
| chapter 2:ゴッドランド |
chapter2〜5では開始時に右上に大ジャンプする事によって横スクロール面をスキップする事が出来る。条件は前章のボスをノーダメージで倒す事。
chapter2、5のザコはジャンプもしてくるが、ジャンプ攻撃はしてこないので何も案ずる必要はない。特にドラム缶や廃材の上に乗ってパンチなど出していれば勝手にザコの方から当たりに来てくれるので楽。
chapter2、5では、建物に入る事は出来ないが建物の犬の彫刻の鼻をパンチすると"P"が飛んでくる。取得すると十数発攻撃を受けても体力が減少しなくなる。効果持続は目で見る事が出来ないが、BGMが変わっている事で確認できる。
親衛隊長
攻撃:鞭サージ
原作中には名前も肩書きも出展が無いが、おそらくピアノ線使いの髭男だと思われる。
リーチが長いくせにスルスル下がっていくので攻撃を当てるのが大変。間合いが離れると大ジャンプをするので、それに合わせて大ジャンプキックを出すようにすれば確実だろう。
攻撃:ニードルナイフ投擲5発、ナイフ突きカーネル/big enemy
登場前にニードルナイフが画面外から5発飛んでくる。この時間も倒すまでの時間に含まれるらしく、3万点ボーナスは不可能と思われる。1万点は可能。
ニードルナイフは攻撃で落とす事が出来る。ナイフ突きは思ったよりリーチがあるが、立ちキックの方が長いため、サージが向かってくる所を立ちキックで追い払うように攻撃すれば簡単に倒せる。
攻撃:突き、ブーメラン2発
弱点:頭部
勝利条件:頭部への攻撃で北斗壊骨拳
距離が離れるとブーメランを放ってくる。この状態になるとカーネルは自分からはなかなか寄ってこないので、ケンシロウ自ら近づくべき。ブーメランの軌道はやや特殊なので注意。攻撃を当てて落とす事は可能。画面中に2発まで存在する。
カーネルの体力を半分まで減らすと、ケンシロウの立ちパンチが頭部を狙う攻撃になるので倒しやすくなるだろう。
たたかいは まだはじまったばかりだ
よりおそろしいてきが まちうけているぞ
| chapter 3:デビルリバース |
中ボスがフォックスだけなので非常に短い。ステージスキップせずとも容易にデビルリバースとの対決に臨む事が出来るだろう。
フォックス
攻撃:鎌での突き、跳刀地背拳デビルリバース/big enemy
跳刀地背拳と言いつつ背中は空を向いているフォックスであるが、行動ルーチンはクラブと全く変わらない。完全に同じパターンで倒す事が可能。
攻撃:突き、大ジャンプして踏みつけ、飛び道具(風殺金剛拳)
弱点:頭部
勝利条件:頭部への攻撃で北斗七死星点
大ボスとの戦闘ではキャラサイズが拡大する事になっており、それがこのソフトの売りでもあった。しかし拡大サイズではデビルリバースが大き過ぎるため、この面のみ例外である。
サイズの大きさもともかく攻撃力でもゲーム中最強。風殺金剛拳は通常ボスの2倍の攻撃力(16ドット)を持つ飛び道具である。踏みつけに至っては食らったら即死である。
風殺金剛拳は地面に当たり燃え残るが、画面中に1個しか存在できないので気をつければ食らわない。接近するとデビルリバースの踏み付けが襲ってくる。空中のデビルリバースの足に接触すると踏まれた事になってしまうので注意。ケンシロウが空中にいる場合はダメージは減るようだ。
あくまは きえた
つぎは カサンドラでんせつに ちょうせんだ
| chapter 4:カサンドラ伝説 |
恐らく最大の難易度を誇る面。カサンドラ衛士は斧を装備するため他のステージのザコよりリーチが長く間合いを量りにくい。攻撃力も少し高く6ドット分になる。しかも空中からは鷲が引っ切り無しに攻めてくる。
鷲事体の攻撃力は2ドットと低いが、軽視すると鷲の攻撃で足が止まっている間に衛士にザクザク切られてしまい大ダメージを受けてしまう。まともに進むなら"E"が初めて有り難く思える事だろう。早く先に行きたい人は何としてもデビルリバースを無傷で倒す事。
ところでこの衛士は若干斧にも食らい判定があり、ケンシロウが斧に向かってキックを放っても衛士ごと消し飛んでしまう。どうやら斧は彼らの体の一部で経絡秘孔も存在するようだ。
獄長ウイグル
攻撃:鞭連打(泰山流千条鞭)、蒙古覇極道拳王親衛隊
やけに小さい獄長であるが、普通に立っていると鞭で打たれまくる(一発のダメージが低いのは救いである)ので、ひたすらジャンプキックで攻撃する。近すぎると当たらないが、遠くなるとすぐ蒙古覇極道で襲ってくる(ワールドヒーローズのジンギスカンの4倍は早い)。早すぎて対処できないのでジャンプで避けよう。
攻撃を続けて獄長を画面端に追いつめると画面外に消えてしまうため、所謂ハメは出来ない。尚、この後は蒙古覇極道で攻撃してくる。
逆に、自分が画面端に追いつめられると泰山流千条鞭でハメ殺されてしまうだろう。
攻撃:手裏剣、首長処刑刀術トキ/big enemy
原作でもわかるとおり2人組である。同時に2人に対処するのは大変なので、なるべく安全に闘いたい。画面中央で拳王親衛隊の登場を待ち、出現したら片方に大ジャンプキックを当て、そのまま一気に倒す。
手裏剣は攻撃で落とす事が出来るが、単独になった時は刀を多用するようになる。これを連続で何発も食らうとかなり危険。
攻撃:突き、しゃがみ突き、跳び蹴り
弱点:特に無し(あらゆる攻撃は8ドット分効くと思われる)
勝利条件:トキの体力を0にする
残念ながら(?)アミバ様ではなく本物のトキである。相手の攻撃を受け流しつつ攻撃する、所謂柔の拳を得意とするため、こちらから先に攻撃すると避けながらの返し技を食ってしまう。有効と思われる戦法は2つある。
一つ目はトキの攻撃をひたすら待ち、トキに突きを空振りさせる。この時トキにケンシロウの攻撃を当てられる一瞬の隙が出来るので、ここを逃さず立ちパンチで打つという方法である。
二つ目はちょっと邪道だが、自ら画面端まで下がり、トキが近くに来たら立ちパンチを出す。これは避けられしゃがみ突きを受けてしまうが、構わず立ちパンチを再び出す(連打でも良い)。トキのしゃがみ突きの隙に2回目のパンチが当たりダメージを与える事が出来る。これではケンシロウの方が先にやられるのでは?と思えるが、ケンシロウは体力がピッタリ0でも倒されないのに対し、トキの体力が0(厳密には数ドット残って終わる)になるとクリアになるためギリギリ大丈夫なのである。
禁忌はジャンプ攻撃、しゃがみ攻撃。ジャンプやしゃがみをした瞬間に跳び蹴りで応戦され、反撃も当たらないからである。
トキは たたかいのなかで ケンシロウに
じゅうのけんを おしえたのだった
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chapter 5:聖帝十字陵 |
最も長い面。chapter4からザコの攻撃力は6ドットになるが、ここのザコの動きはchapter2と同じで、地形を利用して簡単に闘える。だが、中ボスの火炎放射隊は3部隊登場する。
"P"も忘れずに。
火炎放射隊
攻撃:火炎放射、蹴りサウザー/big enemy
当然なのだが火炎は攻撃で落とす事が出来ない。しかも彼らは同時に2人現れる。最強の中ボスであると断言できる彼らが3部隊も登場するこの面は過酷。
2人は画面の両端から1人ずつ現れるが、ケンシロウが画面端にいる間はそちら側からは登場しないことを覚えておくと良いだろう。
幸いにも、独りずつ登場させても向こうから近づいてくるので、寄ってきた所を攻撃して倒すようにすれば比較的安全。地形を旨く利用し、ジャンプ中や飛び降り中にキックを出して、敵の攻撃を受けないように工夫してみよう。これをもう一人にも行なって一部隊殲滅である。
ボーナスは狙わない方が無難。ここまで来たら30万点も超えているだろうから、一人増やすために点を稼ぐという事もないだろう。
攻撃:突き2発・蹴りを2セット(極星十字拳)、大ジャンプキック(天翔十字鳳…という事にする)
弱点:頭、胸、腰、足先、頭…の順に移動する。弱点以外ではダメージを与えられない
勝利条件:天翔十字鳳を迎撃し北斗有情拳
遠距離で繰り出す天翔十字鳳は、裏を取って攻撃する、ジャンプ攻撃で打ち勝つなど、安全に迎撃できる手段が多いので誘いたい所である。柔の拳である。特に最後は、勝利条件を見ての通りだがこれを出させねばならない。
近距離でうろうろしていると極星十字拳で思わぬダメージを受けるので注意が必要。また極星十字拳には隙が殆ど無いので、これに打ち勝つ事は考えない方が良い。尚極星十字拳を出した後は後ろに下がって間合いを取るため、すぐに天翔十字鳳がくる事も多い。
それにしても構えを取らず、直立姿勢で北斗有情猛翔破を受け続け、後ろ手のまま死ぬサウザーは哀れである。しかもこの時サウザーが右にいると、死体をケンシロウに踏んづけられてしまい涙なしには見られない(笑)。
たたかいも おわりにちかづいた
いよいよ しゅくてきラオウとの たいけつだ
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chapter 6:拳王ラオウ |
この面は横スクロール面が存在せず、ラオウ戦のみで構成される。
ラオウ/big enemy
攻撃:大ジャンプ(間合いに応じて長短)からの跳び蹴り、突き、蹴りラオウを倒せば全ての闘いは終わる。
弱点:なし(あらゆる攻撃は4ドット分しか効かない)
勝利条件:肩を立ちパンチで突く
黄金連携で攻め切るのが一番安全だが、敢えて柔の拳を混ぜるならばロングジャンプに対して垂直大ジャンプキックでの迎撃が良い。前ジャンプで攻撃を当てると、ラオウとの間合いが詰まってしまい、空中で更に迎え撃たれてしまうので注意が必要である。似たような理由で立ちパンチなど地上技での迎撃もあまり薦められない。ラオウの地上攻撃に正面から立ち向かうのは、攻撃力・リーチで大きく水を開けられており歯が立たない。
わがしょうがいにいっぺんのくいなし
という台詞と共に真っ白に燃え尽きるラオウ。ユリアと共に去って行くケンシロウ…。
これでは物足りない!と言う御仁は、ラオウが真っ白になったらパッドの十字キーを上下交互に入れ続けると…
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chapter 7 |
シン
カーネル
デビルリバース
トキ
サウザー
ラオウ
chapter6でパッドの入力をする事で挑戦できるこの面は、大ボスオンパレード面である。倒してきたはずの強敵達、シン、カーネル、デビルリバース、トキ、サウザー、ラオウと立て続けに闘わねばならない。これまでと異なり、新たな相手に対しても体力は全く回復しないので、過酷な試練といえる。トキに邪道な倒し方でしか対応できないと大変。
この面をクリアすると晴れて真の北斗神拳伝承者である(嘘)。